こんにちは!今回はワールドカップアジア予選 中国戦 2戦目で素晴らしいパフォーマンスとインパクトを残した寺嶋良選手(広島ドラゴンフライズ)の魅力と着用したバッシュをご紹介します。
寺嶋選手の魅力
寺嶋選手は東京都出身のポイントガード。179cmとそこまで長身という訳ではないですが、その圧倒的なスピードとシュート力で初のA代表で大きなインパクトを残しました。
寺嶋選手の最大の特徴はスピードとフィニッシュまで行き切る力かなと筆者は感じております。
寺嶋選手の「スピードの質」は他のスピードスターと言われている富樫選手などと比較しても異質なスピードだと感じます。
例えば同じ日本代表のポイントガードでスピードの違いについて個人的なイメージを語りますと、、
富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)は緩急とタイミングで一瞬のズレを作って、ディフェンダーを剥がしてジャンパーを放つ、もしくはドライブインしていく前後左右に揺さぶるスピード。
齋藤拓実選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)はフェイントのセンスがすさまじく、相手の逆を突く、相手を欺くのがとても上手で、どのタイミングで仕掛けてくるか、全く読めないタイプ。ディフェンダーが硬直したタイミングで切り裂いていくため、純粋なスピードよりも速さがより際立ってみえる。
そして寺嶋選手はシンプルに速い!
ズレや緩急ももちろん作りますが、1on1でもシンプルな縦のスピードでディフェンダーを破ってしまうような印象を受けます。
B.LEAGUEのレベルでスピードでぶち抜けるのって本当に羨ましいです。これが私が感じる寺嶋選手の最大の魅力かと感じます。
中国戦(2021/11/28)での代表デビューと活躍
以前、齋藤拓実選手の記事で語ったように、今回のワールドカップアジア予選 中国戦では多くのPGを試す目的がトム・ホーバスHCの采配から感じました。
1戦目(11/27)は富樫選手(千葉ジェッツ)、齋藤選手、藤井選手(川崎ブレイブサンダース)の3選手をベンチ入りさせました。一方で2戦目(11/28)はベンドラメ選手(サンロッカーズ渋谷)、寺嶋選手(広島ドラゴンフライズ)、岸本選手(琉球ゴールデンキングス)とフルでメンバーを入れ替えました。
ここで2戦目のポイントガードの中で最もインパクトを残したのが寺嶋選手でした。
前半からアグレッシブなプレーで高評価を得た寺嶋選手は試合と通して27分のプレータイムを獲得。2戦目でポイントガードとしてベンチ入りしていた岸本選手は14分、ベンドラメ選手は4分と他の2選手と比較しても圧倒的に長いプレータイムを得ています。
そしてスタッツは16得点 3アシストという結果を残しました。中国の牙城を攻めあぐねていた日本代表にとってコートを切り裂いて得点できる寺嶋選手は希望になりました。
寺嶋選手のEFF(効果率)も12.0とエバンス選手の12.5に次いでチーム2位という結果でした。
寺嶋選手が着用していたバッシュは!?
寺嶋選手が着用していたバッシュはAdidas Harden Vol.4 “Pride”でした。
広島ドラゴンフライズのチームカラーの朱色が際立っていますね!ソールはレインボーカラーでかなりインパクトのあるシューズでかっこいいですね。
“Pride” という名を関している通り、adidasからはLGBTの象徴とされるレインボーフラッグからインスパイアされたカラーリングとなっています。ROSE10などadidasの他のシグネイチャーモデルでもこの “Pride” カラーは存在しています。
ハーデンのシグネイチャーシリーズ初となるLIGHTSTRIKE(ライトストライク)テクノロジーを採用し、反発力に加え軽量性にも優れたモデルとなっています。いままではBOOSTがついていましたので履き心地はかなり変わった印象です。もっちりとしてクッショニングからハリのある反発を感じる方向へと変わりました。もともとハーデンのスタイルには LIGHTSTRIKE(ライトストライク)テクノロジー がマッチしていたのかも知れませんね。
ハーデンが最もこだわるグリップ性は格子状の細かいアウトソール構造になっており、歴代同様高いパフォーマンスを発揮します。細かいステップを踏む方にオススメできるモデルですね。
すでに Harden Vol.5が発表されているため、すでに Harden Vol.4 は完売している事が多いかと思いますが、セールなどで少しはサイズが残っているかも知れません。もし気になった方は探してみてはいかがでしょうか。
最近はadidasユーザーが増えてきている印象を受けますね!寺嶋選手もその一人です。私もブログを書いていると1足、adidasのシューズをゲットしたくなってきました笑
fiba.com
今後の寺嶋選手の活躍に期待しましょう!